


東静岡駅周辺の再開発計画は当初の計画と比較し、全く異なったイメージの街になりつつあります。
駅の南側には情報センターゾーンとして最先端のビルが立ち並ぶ予定でしたが、土地区画整理で綺麗に区画された土地にして貰った地主は、最も高値で買い取るマンション業者へと次々に売却し、また持ち続けている地主は不揃いの低層賃貸マンション経営に乗り出し、統一のとれない町並みに変貌しています。
東静岡駅の再開発は20年以上前のバブル期に計画されたのか、毎年5億円以上の赤字を垂れ流し、更に屋根や側壁を覆う石板が破損し落下する補修工事等、莫大な費用を垂れ流す「グランシップ」、ここのホールは14階位までが吹き抜けになっており、空調にも沢山の費用が費やされている思います。
そんな中で、東静岡の現在駅の静岡寄りに、国道1号と南幹線を結ぶ陸橋の建設が進めら、3ヵ月遅れて7月1日に開通しました。



東静岡駅近隣の南北を繋ぐ道路は、駅西側の柚木地下道及び東寄りの静岡貨物駅を跨ぐ長沼大橋の他に無く、その間が約1.5kmも離れており、交通の隘路となっていた他、自転車の通行にも不便である事から計画され、建設が進められ2013年7月1日に開通したと説明がありました。
確かに静岡市はJRを跨ぐ南北の道路が少ない事で、渋滞が頻繁に発生しており南北幹線を造った事は賛成です。
しかし、歩道に問題があると思います。



静岡市の説明では自転車の通行を便利にするとありましたが、写真のように歩道は階段で出来ており、中心に50~60㎝幅のコンクリート打ち放しの部分があり、そこへ自転車を乗せ引っ張り上げるようです。
私は孫と東静岡周辺をベビーカー、または補助輪付きの小さな自転車へ乗せ散歩しています。
私は補助輪付きの自転車へ孫を乗せたまま、上から人が来ない事を確認しコンクリート部分を一気に押し上げた事があります。
コンクリートの幅が補助輪の幅より若干広い程度でコンクリートを踏み外さないように、私は自転車を真っ直ぐに
更に坂道で途中で休む事も出来ず、息を切らし何とか階段が無くなる部分まで押し上げましたが、怖くて二度とチャレンジする気持はありません。
上にあがっても坂道が続き平坦な部分はありませんので、登りは押し続け、下りは絶対に手を離さないように慎重にベビーカーや自転車を引っ張り、坂道が終わるとそのまま階段で、コンクリート部分に自転車を乗せ後ろから引っ張りながら慎重に慎重に降りました。
少しブレーキの利きが悪い自転車であれば、坂道から階段へ一気に突っ込んでしまう危険があります。
南北幹線は自動車専用道路で自転車・ベビーカー・車いす等は通行できない様に計画されたのかも知れません。



南北幹線が開通すると同時に、急遽エレベータ工事が開始されました。多分地元の皆様からクレームに対応し計画外の工事を始めたものと思います。
建前は車いす用とありましたが、エレベーターとエレベーターの間は全て登り降りの斜面が続き、体調が悪かったり間違って手を離せば、階段まで一直線です。
デザイン性を重視した橋脚で、利用者の事は全く考慮していない欠陥の南北幹線となりました。
